SEOの事件簿 — サイトに潜む“事件”をクロールで洗い出す【テクニカルSEO入門】

公開日: 2026-06-22 / 捜査担当:SEO探偵 クローリー

記事をいくら磨いても、サイトの土台=テクニカルSEOが崩れていると検索評価は伸びません。 リンク切れ、重複した title、誤った canonical、意図しない noindex——こうした“事件”は1ページずつ目視していては見つかりません。 そこで相棒の探偵 クローリー の出番。トップページから全リンクをたどってサイトを丸ごと巡回捜査し、 現場の証拠(各URLの状態)を一気に集めます。今回はよくある5つの事件ファイルを紹介します。

🔍 捜査の進め方(3ステップ)

  1. 現場を決める:ドメイン全体か特定ディレクトリか。社内サイトや未公開ステージングも対象にできます。
  2. 巡回捜査を実行:リンクをたどって全URLを収集。ページが多ければ最大ページ数・深さ・並列数(捜査員の数)を調整します。
  3. 調書で絞り込む:ステータス・title重複・noindex などでフィルタし、影響の大きい事件から対処。CSV(捜査調書)に書き出すと進捗を追えます。

クローリーの捜査はすべてあなたのPC内で完結。結果は端末内にのみ保存され、外部送信はありません。社内サイトや公開前のサイトも安心して捜査できます。

事件①:消えたページ事件(リンク切れ 404 / 5xx)

手口:かつて存在したURLが消え、リンクだけが残る。訪問者は行き止まりに突き当たり、検索エンジンのクロール効率も落ちる。

捜査:各URLのステータスコードを確認し、404(消滅)・5xx(サーバの不調)を一覧化。さらにどのページからその壊れたリンクが張られているか(参照元=情報源)まで割り出します。

解決:正しいURLに張り替えるか、消滅ページは適切に301リダイレクト。最優先で処理すべき事件です。

事件②:たらい回し事件(リダイレクトチェーン)

手口:A→B→C と301が何段も連なる。たどり着くまで遅く、評価も目減りする。

捜査:リダイレクトの連鎖を追跡し、何ホップしているかを可視化。

解決:最終URLへ1ホップに短縮する。

事件③:そっくりさん事件(title / meta の重複・欠落)

手口:同じ title が量産される、または欠落。検索結果で見分けがつかず、クリック率が落ちる。

捜査:全ページの title・meta description を一覧化し、重複・欠落・長すぎ/短すぎを摘発。

解決:ページごとに固有で具体的な title/説明文に書き換える。

事件④:行方不明事件(意図しない noindex)

手口:重要ページにうっかり noindex が付き、検索対象から消える。気づきにくい重大事件。

捜査:インデックス可否(noindex / nofollow)を全ページでチェックし、検索から除外されているページを発見。

解決:意図しない noindex は即解除。

事件⑤:別人を指す証言(canonical の不一致)

手口:canonical が自分以外の別URLを指し、重複評価やページ非表示の原因になる。

捜査:各ページの canonical と実URLが一致しているかを照合。

解決:正しい正規URL(基本は自己参照)を指すよう修正する。

🤖 番外編:AIに“聞き込み”できているか(AI可視性)

新しい論点。ChatGPT(GPTBot)・Claude(ClaudeBot)・Perplexity などのAIクローラが、あなたのサイトの robots.txt許可されているか/ブロックされているかは、AI検索(GEO/LLMO)での露出に関わります。クローリーは主要AIボットの許可状況も“聞き込み”で一覧化します。

事件は一度では終わらない(定期捜査)

サイトは更新のたびに新しい事件が生まれます。リリース後やコンテンツ追加後に定期的に再捜査し、前回との差分(現場照合)を確認する運用にすると、事件が小さいうちに解決できます。

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